2016年4月24日日曜日

2016年4月23日(土)13:00 明治安田生命J2リーグ第9節 北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪 ~伸びたうどん状態~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MFマセード、宮澤、深井、堀米、ジュリーニョ、FW都倉、内村。荒野、ヘイスがベンチ入り。菅、河合がベンチ外。
 セレッソ大阪のスタメンは4-2-3-1、GKキム・ジンヒョン、DF松田、田中、山下、丸橋、MF山村、ソウザ、杉本、柿谷、ブルーノ メネゲウ、FWリカルド サントス。玉田、関口、扇原、茂庭らがサブ。


◆札幌のスタメンについて(試合前に感じたこと)


 札幌は内村が初スタメン。ジュリーニョがトップ下に下がっている。最終ラインは櫛引を下げて福森を左CB、堀米を中盤左サイドに。前線にFWタイプの選手を3人並べ、福森を最終ラインに下げることで、四方田監督は現在の札幌のスカッドでは最も攻撃的な布陣を敷いてきたといえるかもしれない。
 このスタメンの理由、意図としては、端的に言うとセレッソはまず前線からの守備が機能しないため、最終ラインにボールを持てる選手を配置することで主導権を握れるのだろう、という勝算があるのでは?と予想した。また最終ラインにプレッシャーがかからない状況で前線に内村がいれば、第6節町田戦の後半のように、福森らからの縦パスで内村が一発で裏を取り、ビッグチャンスが生まれやすくもなる。
 加えて、セレッソの最終ラインには山下がおり、札幌が通常多用する都倉へのロングボール一辺倒であれば跳ね返してしまう。昨年の札幌ドームでの対戦でも、山下が都倉に勝ち続けたため札幌はリズムを握れなかった。内村の起用は、この点でも「プランB」となりうる。

1.前半の展開

◆札幌の消極的な入り方とセレッソの基本コンセプト


 ただ実際の試合展開は、札幌は前線に3人を配置する布陣にも関わらず、開始直後から自陣に撤退し、セレッソの最終ラインに対してほとんど自由にやらせるゲーム展開。
 ボールを持たされる展開となったセレッソの狙い・プランは、端的に言うと「バイタルの高密度化」、大外をサイドバックが担い、2列目の技術のある選手が中で受けることで攻略していく。
 ただセレッソはバイタルに人を集めるまでは良いが、そこからどう崩すかといった点は基本的に各個人のアイディアに任されている印象で、タスクも仕組みもあまり整理されていない印象を受ける。
大外をSBが担い、バイタルに選手を集める

 いきなりバイタルを攻略するのは難しいので、序盤は最終ラインからSB、特に右CBの田中から札幌左サイドの堀米へのロングボールを使い、松田を走らせる。これを何度か行うことで、札幌の最終ラインを下げる。
札幌は完全に自陣に撤退
SBをロングボールで走らせて札幌を押し下げる

◆「5-2-0-3」?


 最終ラインが下がると、札幌はボランチが連動して下がるが、この試合の最前線はFWタイプの都倉、内村と、守備能力が平均的なジュリーニョなのであまり下がってこない。そうすると札幌の中盤(①ボランチの前、②ボランチの背後)が空くので、セレッソはここに選手を配置してボールを持ち始める。具体的には、前者はボランチのソウザ、後者は柿谷やブルーノメネゲウ。
 今季の札幌の5-2-3での守り方を見ていて思うことは、最前線に3人でラインを構成するが、この「3」をドリブルやサイドを迂回したパスで突破されると、まるで屋根のない家のように、非常に手薄になりやすくなる。5-2-3というより、「2」と「3」がシームレスではない「5-2-0-3」と表すべき印象を受けた。

札幌のゴールキックからセレッソがボール回収
拾ったソウザからSBの丸橋経由で中央のブルーノメネゲウへパス
ブルーノメネゲウが札幌の「3」の背後で受けることで、「3」を突破する
ブルーノメネゲウが中央で受ける(「3」を突破する)と、札幌はボランチ2枚しか中盤にいない
最前線の「3」守備を突破されると札幌の前3人の対応が曖昧になる
→都倉は一応戻っているがジュリーニョは歩いている
前線3枚は相手最終ライン~SB間でボールが回っている間は仕事が明確
→中央を消しながらサイドに追い込む
→タッチラインを背にして受けたサイドバックに寄せてボールを奪う
サイドに追い込んだ際、サイドバックのドリブルなどで「3」のラインを突破されると、
FWの3人がどのような守備タスクを担うのかが不明瞭になる
→戻らないと、中盤が2人しかいないので、中のボランチや逆サイドに張ってるSBが空きやすい

 近年Jリーグで流行している3-4-2-1系の布陣では、5-2-3でセットした状態で最前線のプレッシングが突破されると主にシャドーの2人がリトリートして5-4-1で組み直すことで凌ぐやり方が多いが、札幌の「3」は通常センターフォワードタイプの選手が担っているので、こうしたリトリートをさせることは難しい(させることは可能だが、都倉にそうした役割をさせると守備で消耗してしまう)。また5-4-1で撤退するチームの多くも、例えばアビスパ福岡、バルバリッチ監督時代のように攻撃に転じた際の枚数の確保が難しく、能力の高い1トップ頼み、という事例がいくつかみられる。
 四方田監督も「3」の両端のFW2枚を下げることのプラス、マイナス面を考慮して、守備面では目を瞑って、前に残らせるという選択をしているのだと考えられる。

◆ボランチ脇を攻略するセレッソ


 10分過ぎにゲームが落ち着いてから、セレッソは札幌のウィークポイントであるボランチの脇を使い始める。まず12:30頃、CBの山下から左サイド、丸橋のいる位置へパス。ここに下がってきたブルーノメネゲウが受け、プレスバックして守るジュリーニョと対峙する。メネゲウは横のソウザへパスするとワンツーの動きで札幌の深井、ジュリーニョの背後をとりリターンのパスを受け、無人の札幌CB~ボランチ間を侵入する。ゴール前まで侵入したところでジュリーニョが倒してイエローカード。セレッソは最初メネゲウと丸橋のポジショニングが被っていて、アドリブっぽいプレーだが単純なワンツーパスだけで札幌は大ピンチを迎えてしまう。

サイドで持ったブルーノメネゲウがジュリーニョと正対から
中のソウザに預けて中央のスペースに走る
リターンを受けて中央に向かってドリブル
札幌のDFライン前はがら空きで、楽々ゴール前に侵入できる

◆宮澤の不安


 上記の写真の局面で、札幌はジュリーニョがこの時は守備に参加していて、5-3のような対応になっているが、宮澤はもっとボールサイドに寄せて深井のカバーリングポジションを取らなくてはならない。優先順位としてはバイタルのスペースを守るべきで、柿谷はCB(福森)が出て対応すればよい。ただ宮澤の立場としては柿谷をこの位置で空けることになるので、ボールサイドにスライドすることを怖がってしまい、結果として危険なスペースを放置することになっている。
宮澤はボールサイドにスライドしてスペースを守る必要があるが
柿谷が気になってスライドできない

◆バイタルの高密度化


 セレッソの狙い「バイタルの高密度化による攻略」が表れていたのは下記、前半13分頃の局面で、トランジションからボールを拾ったセレッソはソウザが右サイドに流れて持つ。この時札幌は3トップが戻り切れておらず、深井がソウザをチェック。ソウザがパスを出す時、セレッソは2列目の杉本が札幌のバイタルで受ける体制に入ると、福森が杉本をチェック。また大外を松田が走っており堀米が裏を取られないように対応する。ソウザは杉本へ、インターセプトされない高速のインサイドキックでパスを出すが、これを杉本がスルーすると前線から移動してきた柿谷へ。柿谷が背中で進藤をブロックしてトラップすると進藤がゴール前でファウル。
 この時、札幌のFWが戻れておらず深井が前に出て対応したため、中央は宮澤と飛び出して対応する福森に対し、杉本と柿谷で2vs2。更に大外の松田が堀米を引っ張っている。中央が1枚であれば読んで潰せるが、技術のある選手を複数集められ、パスを供給させると、出させた時点で後手の対応になってしまう。
ソウザが右に流れる
ソウザから杉本に縦パス。杉本に付いているのは福森。横にいるのは宮澤
杉本がスルーして裏の柿谷へ。進藤が柿谷にファウル
実際にソウザが選択したのは中央の柿谷へのパスコース
サイドバックの松田の攻撃参加により
ピンク色の線・大外のコースも作れていた

◆セレッソの守備:アバウトな組織と強力な個


 札幌のボール保持時、セレッソは基本的に4-4-2で守備をセットするが、セレッソの守備は奪いどころを決めて連動してプレッシングというより、前線の選手、特にFWのサントスや左サイドのメネゲウが奪えそうなときに自分で判断して積極的に出てくるといった印象を受ける。またトランジション時の両アウトサイド、杉本とメネゲウの帰陣もあまり迅速でないので、時折4-2のブロックになってボランチがサイドまでカバーする局面や、メネゲウの左サイドに柿谷が戻ってカバーしている局面も散見された。
 ただそうしたアバウトさを両ボランチや、CBの山下が個でカバー、特にソウザのカバーリング、対人でのボール奪取能力が高く、札幌のボールホルダーに対してうまくコースを消しながら守ってくるので簡単なパスは通させない。

◆孤立するジュリーニョ


 上記の通り、セレッソの守備はルーズさ、アバウトさが散見されたにも関わらず、前半、札幌はいい形でフィニッシュまで行ける局面を殆ど作れなかった。札幌の攻撃の問題点の一つは、2トップがほとんど前に張ってしまい、中央で受ける役割がジュリーニョしかいないことである。
 下の写真、21:28の局面は、深井がセレッソの2トップ脇で受けるもセレッソの守備はほぼノープレッシャー、すぐ前のジュリーニョに簡単に繋ぎ、ジュリーニョも簡単にターンして前を向く。ジュリーニョの前には内村、都倉がいるが、この時2人とも最前線に張っており、ジュリーニョと近い位置で絡める選手がいない。
 この局面はセレッソがジュリーニョにも、内村にもかなり緩い対応をしているので、ジュリーニョから内村に速いパスが通れば内村は1vs1で勝負できる状況だったが、ジュリーニョとしてはこの時、内村か都倉が下がってこれば近い距離で絡み、コンビプレーから局面を打開できる。ただ札幌の前線は内村、都倉といった純粋なFWタイプで、下がって後ろで絡める選手ではないため、最初から前に張るポジショニングをしてしまう。
2トップ脇で持つ深井にセレッソはディフェンスしてこない
深井から相手の間で待つジュリーニョへ楽々パスが通る
ジュリーニョが前を向くが、
内村は裏狙いで最初から前張りしているため距離が遠くサポートできない

 この直後の局面、セレッソのカウンターが対照的で、柿谷はDFの前のスペースに走り込む。すると札幌のDFが対応するために柿谷の前に出るが、これによってDFラインにギャップが生まれる。ここにパスを出した丸橋が再び走り込むことでフリーでゴールに近い位置で受けることができる。
柿谷がDFの前のスペースを見つけて走り込む
半端な位置の柿谷を潰すために前に出るとギャップができる

 似たような局面として、後半55:20に、深井のカットからマセードに展開し、クロスをジュリーニョがヘディングシュートした局面があったが、この時も札幌はゴール前に3人が張っていて、マセードから受けられる位置に誰も降りてきていないため、単純にアーリークロス→ヘディングで攻撃が終了してしまっている。
ゴール前に3人でクロスを待ち構える
深井が走って空けたスペースを前線3人は誰も使わない

 下の76:46でも福森(画面右端で見切れている)からジュリーニョに縦パスが入った時に、周囲のサポートがなく、トップの内村、都倉(画面外)は前で張っている。
ジュリーニョにとりあえず当てるが誰もリターンをもらえる位置にいない

◆前半からお互い間延びする展開に


 ただ前半30分過ぎ頃になると、完成度や個人の能力差とは別に、狙いを持っている札幌と、ややアバウトなセレッソのスタイルを反映してか、次第に札幌が盛り返すようになる。セレッソの守備が機能せず、札幌は中盤や最終ラインで時間を得たことで、宮澤や福森が攻撃に参加できる局面が少しずつ増える。特に福森や深井が高い位置でボールを持つことで、やや低い位置からパスを出していたジュリーニョを開放し、これまでの試合(FWで出ていた)のようにチャンスメイクの役割に専念させることができるようになる。
後ろで出せる選手がいるとジュリーニョが高い位置で受けられる

 一方セレッソは前線にボールが供給されなくなり、ブルーノメネゲウやFWのリカルドサントスが左サイド(札幌の右)に、柿谷がボランチの位置に降りてくる場面が増える。ただ、降りてきたところでどのようにボールを運ぶのか、という整理ができていないため、結局降りて受けた選手が前線に蹴り込んでセカンドボールを拾うといった展開が多かった。また守備も4-4-2のブロックの形成がかなり怪しく、簡単に札幌に前まで運ばせる場面も見られた。
ボールホルダーの増川に当たらない
セレッソは4-4のラインを組織できておらず、降りてきた内村の周辺ががら空き

 流れは徐々に札幌に傾くが、札幌はラストパスの精度を欠き、フィニッシュまで持ち込めない。すると両サイドハーフがあまり戻ってこないセレッソは前に3人、4人が残っており、セカンドボールからカウンターに持ち込む。前半の終盤は互いに間延びする展開となる。
進藤が完全にフリーだが、精度の低いパスが手前のソウザにカットされる
セレッソは前残りなのでセカンドボールからカウンター

2.後半の展開

◆ハーフタイム明けも"伸びたうどん"状態で締まらない展開に


 前半終了間際の局面を見ていて、後半は札幌、セレッソともにハーフタイムで燃料を補給し、前半の開始15分のような締まった入り方をしてくるのではと予想していたが、後半立ち上がりのセレッソは、前半終了間際の状況とほとんど変わらずルーズなまま。
やはりボールホルダーがフリー、中盤4枚を確保していない
加えて動きがバラバラなので大外のマセードに振られたら無抵抗
ボランチが高い位置でパスを出せれば、前の3人はゴール前の仕事に専念できる

◆5-2守備で必死の抵抗


 52分にセレッソは決定機を作る。左サイドでボールを動かし、札幌のボランチの深井が奪いにサイドに寄ったところで中央の柿谷→ソウザと繋ぐ。ソウザはルックアップして右サイドの松田にサイドチェンジすると、札幌の5-2のブロックは右に全体が寄せられていたので松田のサイドは手薄になっている。松田は札幌の大外を担当する堀米が寄せる前にワンタッチで杉本へ。杉本は福森を背負った状態でフリックすると、リカルドサントスが杉本にワンタッチで落とす。最後は杉本のファーストタッチが中に入ったため福森のディフェンスが間に合ったが、杉本が外側に持ち出していれば福森が届かずよりフリーでシュートを打てていた。
 通常、札幌は3トップがの外側の選手がアウトサイドの守備に加わり、一度外にボールを追い出した後はボランチと連携して中を切り、サイドチェンジを阻害する(U字のパスを出させる)ことができているが、この試合は陣形が間延びし、FWが守備に加われない局面がこれまでの試合と比べても多い。FWが守備に加わらないと、完全に5-2のブロックでの守備となり、この場面のソウザのようにボランチにボールを逃がすと簡単にサイドを変えられ、手薄な逆サイドで勝負されてしまう。

丸橋→柿谷へ
柿谷がソウザに下げる。ソウザのサイドチェンジ
松田からワンタッチで杉本へ
リカルドサントスが杉本に落とす
サイドチェンジされないようにFWのプレスバックが重要

◆スイッチを入れる深井の縦パス


 一方、後半途中から攻撃面では少しずつ改善が見られ、前半はジュリーニョ任せだったチャンスメイクに、都倉や内村が下りてきて関与する場面も見え始める。72:41~の局面ではまず深井が降りてきた都倉を活用する。一度ボールを戻した後再び深井が縦パスをジュリーニョに入れる。ジュリーニョが上原に落として上原から内村につなぎ、最後は再びジュリーニョがゴール前に侵入してシュートを打つ。前線の3枚のうち、前に張る仕事は内村一人に任せることで、残りの2枚が下がって崩しに関与でき、また深井はこうした動きを常に見ており、一瞬スキが生まれれば都倉やジュリーニョへの縦パスで攻撃のスイッチを入れることができる。
深井から都倉に当てる
都倉が戻して、再び深井からジュリーニョ→上原
中央の内村の落としからジュリーニョがシュート
深井の2度の縦パスが起点

◆守備からスイッチを入れた稲本


 札幌は78分に深井に代えて稲本を投入する。稲本が投入された時間帯は、両チームとも攻撃の選手が前残りの前後分断サッカーになりかけていたが、稲本はまず守備から中盤を引き締め直す。
 投入直後79:38のセレッソの攻撃で、セレッソがセンターサークル付近でボールを保持しても3トップがボールホルダーにチェックに行かないと見るや、FWと同じ位置まで出てボールホルダーを牽制する。
ボールホルダーに積極的に当たるが、ゼロ距離まで寄せることはしない

 セレッソが右サイド経由でボールを運ぼうとするとすぐにプレスバックし、柿谷へのパスコースを切る。中を切られたセレッソは外で玉田が受け、カットインからのシュートを狙うが、安易に飛び込まずボールを戻させる。この稲本の一連の守備で、緩みかけていた札幌の守備は緊張感を取り戻す。
柿谷を見ながらプレスバック、中央のパスコースを切る
玉田の左足を警戒しつつゴール前から押し出す守備

◆2002年の英雄が帰ってきた


 83分の決勝点の局面も、まず増川がつり出されて空いたスペースをカバーし、増川が戻って後方の安全が確保されたタイミングで鋭くソウザに飛び出してボールを奪っている(柿谷→ソウザでサイドチェンジしてくるのを読んでいたと思われる)。
まず増川のカバーリングポジションを取り、柿谷に出た瞬間に一気に飛び込む

 なお内村のスルーパスを受ける直前は、ジグザグに走ることで山下のカバーリングを担う田中裕介を攪乱した上でタイミングを合わせて走り込んでいる。
2回進路を変えている、田中は山下の背後をカバーできていない

北海道コンサドーレ札幌 1-0 セレッソ大阪
・81分:稲本 潤一


【雑感】


 攻撃的なスタメンを選んだにもかかわらず、前半はセレッソを警戒しすぎて非常に消極的で受けに回り、かえって相手に付け入るチャンスを与えていた。前からプレッシャーをかける気がないならば前線に3枚を置く意味がない。更に前半終了間際以降は両チームともFWが前残りで中盤が空く、非常にオープンな展開になったが、これだけスペースを与えるようでは、今後のゲームが非常に不安になってしまう。
 攻撃時は、内村と都倉が前線に並んで張ってしまう場面が多く、またジュリーニョもロングボールのターゲットとなる流れから、中盤にいなくなることも少なくない。バランス的に最適なのは、都倉or内村orヘイス+ジュリーニョ+MF1枚(荒野、中原、宮澤…)だと思われる。

0 件のコメント:

コメントを投稿